最終日にお邪魔したのは、今治にある
文字通り”海の見えるカフェ”です。
店内からは、陽光を浴びて白く輝く来島海峡大橋を見ることができます。そして、真下には、鳴門海峡・関門海峡と列び、日本三大急潮にあげられている来島海峡が見下ろせるという、なんとも素敵なロケーションなのです。
店内は、すべての席からこの海と橋と空の風景が見えるようにレイアウトされており、ゆったりとしたソファーに座り、おしゃれな食器(砥部焼でしょうか)でコーヒーをいただくという、至福の時を過ごすことができました。
お邪魔した時は、ちょうどお店の前のデッキをリニューアルされていたのですが、野鳥の水場もあって、ヒヨドリが水を飲みに来ていました。
このデッキに出て、ご主人から目の前の来島海峡の航行のルールや潮の向き、速さなどを伝える電光掲示板の話などを伺うことができました。
今回のテーマである、海辺のカフェめぐりの最後にふさわしいカフェでした。
さて、帰途、高松での讃岐うどん店巡りに出発です。
最初に行ったのは善通寺にある
「長田in香の香」です。
こちらは何といっても釜揚げうどんで超有名なお店で、お昼時であったせいもあり、店内は人、人、人・・でした。
注文を済ませると、席について目の前の大きな徳利に入っているだしを注いで待ちます。すると、番号が呼ばれて手を挙げると、うどんを運んできてくれます。
讃岐うどん店巡りはこれで3回目なのですが、今まで行ったすべてのお店では、ゆでた麺を水で締めたコシの強い麺ばかり食べており、釜揚げの麺はどちらかというと敬遠していたのですが、こちらの釜揚げうどんはしっかりしたコシを持っていて、薫り高いだしと相まって絶妙のおいしさでした。釜揚げうどん恐るべし!
次に行ったのが、仲多度郡まんのう町にある「やまうちうどん」です。
県道197号線からJR予讃線の踏切を渡って、いきなり山の中に入っていくと、お店の前の軽トラがぴったりの(?)お店に到着です。煙突から立ち上るマキの煙が何とも言えず、讃岐うどん店の一つの流れを象徴しています。
平日にも関わらず、たくさんの讃岐うどんファンの先客がいる中、出てきたのは、とってもシンプルな、やや細めのかけうどんです。
やさしい出汁の味が、しっかりコシのあるうどんを包み、しみじみとおいしいです。
ある本に、「感動的なロケーションにある超人気店」と紹介されていましたが、その表現が全くうなづけるお店でした。
最後にいったのが、高松空港に近い市内のお店、「もり家」です。
最後はしっかり食べようということで、見ての通りのかき揚げおろしうどんを注文しました。このかき揚げの大きさと言ったら半端であありません。それでいてちっともしつこくないので、コシのしっかりしたうどんと相まって最高の味わいでした。
*後日、何気なくテレビを見ていたら、NHKの「プロフェッショナル」という番組にこのお店とご主人が登場していたのでびっくりしました。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、讃岐うどんの奥の深さを感じ取ることができました。このお店のインパクトがさらに心に残ることになりました。