先月末のお店の定休日を利用して、矢田寺の裏の地蔵山に設けられた四国八十八箇所を模した「へんろみち」を歩いてきました。
この道は大正末から大阪の信者さんたちを中心に作られ、四国八十八箇所の各札所の本尊様を模して彫刻された石仏を順にめぐっていけるようになっています。
その後昭和に入って台風や虫害によって道は荒廃したのですが、平成15年からの地元の方々による復興が始まり、現在は大変歩きやすい道が整備され、各札所の寺院名や本尊の名前を刻んだステンレス板も完備され、奈良にいながらにして四国霊場巡りをすることができます。
第1番札所の阿波霊山寺から道は始まり、
次々に札所を巡っていきます。
きりりとハンサムな薬師如来や
柔和なお顔の阿弥陀如来を参拝しながら道は続き、
途中、遠くに奈良の街並みを見渡せる休憩所もあります。
唯一、実際に行ったことのある讃岐の屋島寺を過ぎて
第八十八番札所の大窪寺で結願となりました。
全行程1時間ほどの低山歩きを兼ねた快い時間を過ごすことができました。